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大森
康宏(国立民族学博物館教授)
企画書のタイトル「NEVER LAND」の意味が不明。ピーターパンのそれと関連があるのか、ストーリーを読んでもわからない。日常の現象が何なのか?
太田 米男 (大阪芸術大学芸術学部教授)
【過去の代表作品】
主人公の青年が画家志望であり、タイトルの舞踏の星は、踊るシーンがあるだけで、ドラマとあまり絡んでいないため、ドラマが希薄な印象を残した。撮影も丁寧で、良質な作品だが、既成音楽に頼っているのが気になった。
【企画作品】
企画の段階では、まだ映像としての完成度が見えない。料理の仕方によっては、現代社会の怖い落とし穴的な作品にもなり、また人の絆を深めるような人間ドラマにもなる。期待したい。
黒沢 清 (映画監督)
過去の代表作品は奇妙にひっかっかる作品だった。ひょっとして増村保造とか大映テレビとかを狙ったのか。嫌いではない。企画については、これだけではよくわからなかった。しかし「頭で行動する人」と「身体で行動する人」の対立というキャッチは大いに興味を持つ。それってどういうこと?変わってる。どういう人なんだろう。
松村 厚 (第七藝術劇場支配人)
過去の代表作品には全く感心しませんでしたが京都の町屋プロダクション所属ということで製作体制の意味で推しました。
富岡 邦彦 (プロデューサー/PLANET+1代表)
過去の代表作品の「舞踏の星」は一見90年代以降の等身大リアリズム映画かとも思わせますが、奇妙な寓意ともパロディとも思えるシーンが不自然なのか自然なのか解らないまま現れてきます。下手なのか上手いのかの判定も未解決のまま、なにやらうごめいている「割り切れなさ」がかなり気になる。次回作がどういった方向へ向かうのか不思議な作風です。大いに迷わせる問題作かも知れません。 今回の企画「NEVER
LAND」に関しては一見明解な企画意図に対して物語の事実描写ばかりが目立ち的を得ていないのではないかという不安定な割り切れ無さが目立ちました。その点で一見地味ですがどこか喉にひっかかる企画です。しかしながらこの前作から持ち続けている二面性が面談では議論も引き起こしましたが、一気に解決する瞬間を感じることが出来ました。この作者の一見単純な命題から出発して曖昧さへ至る流れに今回は明らかに前作からの飛躍しようとする無謀とも言える意志はかなり重要なポイントになり得るでしょう。完成させる可能性に関しては作者の京都を中心としたかなり幅のある活動歴からも十分だと考えます。
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