第5回シネアスト・オーガニゼーション 大阪エキシビション
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kai hirokazu
一言コメント
人間の本質が滲み出すような力強さと、静かに広がる余地、が、同時に混在するような作品を目指しています。空回りする人達の懸命さが可笑しさを伴って伝わったり、もの言わぬ時間にこそ雄弁に語らせられたら、と思います。
テーマは、今までと一貫していますが、「不埒な人生」です。よろしくお願いします。
 
プロフィール
南米チリで高校時代を過ごし、筑波大学を卒業後、芝居の道に進むなかでTOCA*(徒花)という団体を立ち上げる。演劇、映像を制作し、脚本、演出、出演を手がける。初監督作品「hanafusa」が、2006年ぴあフィルムフェスティバルにて審査員特別賞を受賞。習作を挟み、今回は二度目にして初の長編作品。
http://www.toca.jp/
 
QuickTime
 
選考委員会からのコメント

沖島氏:東宝の「駅前旅館」シリーズのように作って欲しい。火葬場と離れた旅館の微妙な関係を重視し、安易なカットバックにしないよう、又、作者の中でこの関係の緊張感を見失わないように。
勝村氏 :企画書が非常に面白かったが、参考作品は若干TV的・演劇的な気がした。キャラクターについて「お話の為のキャラ」に陥らないよう気をつけて下さい。余白を大事に。
七里氏 :無難にまとめないように。ホンが破綻するぐらいの演出を

 
受賞作品
タイトル
『それはそれ、』

企画意図
人間関係が希薄になっていると言われる現代において、人は人との関係性によって生かされている、という信念にもとづき、人間と人間の繋がりを描きたいと思っていました。

しかしながら、そういったものを表現する際に、希薄な言葉だったり、テレビサイズの物語だったりと、万人受けする分かりやすさが追求されているものが氾濫しているように感じます。もちろん分かりやすいことも大切ですが、日本人が元々もっている、わび、さびに通じる、感覚で読み取る深い表現であったり、喋らずとも伝わること、というものを、つまり受けて側も想像力が必要になる作品もまた、あってしかるべきではないかと思うのです。

そういった想いから、行間や余白のある、そして普遍的なものがどこかに貫かれつつ、土着的な泥臭さがありつつも、現代を反映した作品作りを目標にしています。浅はかかもしれないけれども必死で生きている人たちをみて、おかしみがうまれたら尚いいとも思います。

今回の企画では、制作的、技術的には未熟な自分ではありますが、切り取る絵と芝居に対してのビジョンはしっかりとあるので、できれば、スタッフの方々と二人三脚で、人の心を揺さぶる映画を育てたいと考えています。

あらすじ
夫以外の男(出張ホスト)と寝て腹上死した妻、鴬谷三枝子(46)の葬儀を前にして、通夜のあけた朝に、逃げ出してしまった夫、鴬谷久男(48)。
そのまま三浦純平(32)の運転するタクシーに乗り込み、海へ、と告げる。
到着したのは純平の姉、三浦京子(34)が経営する小さな旅館。そこで呼んだ出張ホステスが、病気だった母親の三枝子の看病に疲れ、妹の鶯谷久美子(23)に世話を押し付ける形で家を出ていた実の娘である鴬谷ナツメ(27)だった。


主催:シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション実行委員会
(大阪市ゆとりとみどり振興局文化部内)

CO2運営事務局
〒531-0072 大阪市北区豊崎5-2-2-5F(株式会社パトリア内)
TEL:06-6375-5234 FAX:06-6485-2798 E-mail:info@co2ex.org

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