田中羊一は「枠外の才能」である。彼の映画は面白い。だが、その面白さを他人に説明するのは容易ではない。CJシリーズは、人間を2種類に分ける。嵌る人と、怒る人に。興奮する者と、冷淡になる者に。どちらが正しいのか、それは今のところ私にもわからない。だが、真の意味でのユニークさとは、常にそういうものではないだろうか?私はこの「枠外の才能」に一票を入れよう。いや、何票でも投じよう。これは危険な賭けかもしれない。だが実を言えば私には密かに自信があったりもするのだ。
佐々木敦