青春とか、ほど遠かった
【西尾日記】 水曜の夜、 扇町のムジカ・ジャポニカで、 「Lマガジン」の副編集長と、 大手広告代理店「大広」の女性社員と飲んだ。 と書くと、なにか商売臭い話に思われるだろうが、 実は高校の同窓会である。 先週行われたmixi同窓会に行けなかった僕と「Lマガ」のT君が個人的に飲む約束をして、そこに「大広」のHさんが加わった。 さすが「Lマガ」副編、「梅田は混むから中崎町か西天満でどう?」と大人な雰囲気のカフェゾーンを指定してきたが、 「じゃあ、ちょうど真ん中の扇町で!」と訳の分からない折衷案を出して、カレーも音楽も美味しくて居心地の良いムジカにした。 T君もHさんも、ライブハウスやギャラリーなどで偶然に顔を合わす機会が多いものの、ゆっくり話す時間がなかなか無い2人。 この日は音楽や文学や演劇や映画について、 高校生のようにダラダラ喋った。 実は高校の時は、同じクラスにいながらお互いについてよく知らなかった。 「僕ら、なんであの頃、こんな話しなかったんかなぁ?仲良くなれたのになぁ」とつぶやくと、 「あの頃は自分の世界にしか興味なかったからなぁ」とT君。 そうよね。 10代はそういう時期だった。 ちゃかり「Lマガ」にCO2の記事を載せてもらう口約束を取り付け、 夜中1時過ぎに店を出た。 33才の男女3人、全員チャリだったので、扇町からT君の住む天満橋までチャリを漕ぎつつ、楽しいお喋りは続いた。 僕の高校生活は文化祭のために『ベルリン天使の詩』にモロ影響を受けた映画を作った事と、 学校帰りに制服のまま毎週映画館に行ってた事しか思い出が無い。 学校は味気なくて、 バイトの仲間と喋ったりする方が楽しかった。 3人の夜。自転車の夜。 ちょっと青春をやり直せた夜だった。
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