TVで相米慎二特集(関西だけ)
正月は夜中に関西ローカルでやってる相米慎二特集を毎晩見ている。 いやぁ、いいよね。 カメラがさぁ、 計算された「流麗さ」と程遠くて、 今だとドキュメンっぽい手持ちの長回しって色々見るけど、 そんな等身大のスケールじゃ飽き足らず、 相米慎二はそこにクレーンとか巨大な装置を持ち込みつつ手持ちに近い感覚は残すっていうね。 何か「パンク」に等身大以上の巨大な機械を持ち込むようなね、アートで言うヤノベケンジみたいなさ、そういう評価も今だとアリだと思うよ。 んで、流麗なカメラワークの長回しって役者の「肉体」を消してしまうと思うのね。相米は「肉体」にこだわったが故に、あえて「カメラを担いだままクレーンを乗り継ぐ」というような「ノイズ」を加えたんだろうな。 で思うのが、00年代はこの「ノイズ」がどんどん排除されてきている気がする。 作り手自身がますます「清潔さ」を求めるというか、それは肉体が消失するから(そしてその事に自覚的じゃないから)危険だと思うよ。 「無茶さ」、もしくは「自分を飛び越える」感じ。 そういう欲求は相米慎二に感じる。 逆に僕自身も今回の相米を見直してく中で、 ある種の「完璧にコントロール出来てる美」ってもうお腹いっぱいって言うか、 反省しなくちゃいけないものかも知れないなって。 そんな正月。 ※写真は空也上人像。口から出てるのは「南無阿弥陀仏」の文字を視覚化した物。ヤバイ!
|